リハビリ難民

今日はちょっとマジメな話。

　リハビリ日数制限から１年　治療求めさまよう患者
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2/26　河北新報）

tomatoはかつてこの手の仕事に携わっていたので
これがどれだけ理不尽な話なのか･･･、胸が痛い・・・。
そもそも昨年、日数制限が定められた段階で
「リハビリ難民」が増えるであろうことも容易に予測がついていた。

tomatoは何十人という慢性脳血管疾患患者をみてきた。
だから慢性期のリハビリの重要性を痛感している。
重度や回復の早さは人それぞれ違うものだ。
一律で「180日」で打ち切るなんてありえない！
何も急性期の身体機能訓練だけがリハビリではないんだ。

記事にもあるように、介護保険適用の通所サービスは
専門職の配置数の少なさから集団でのレク的なものが多い。
病院で受けられるようなマンツーの訓練はあまり望めないはずだ。
訪問リハなんて言うまでもない･･･。
なにより介護保険をまだ受けられない年齢層の患者はどうなるの？

これが現実・・・。

高齢化高齢化と騒ぎながらこんな改革しか打ち出せない･･･。
この効率の悪さで一体どうなってしまうんだろう。